【体験】座り方を変えた1ヶ月。お腹まわりの感覚が変わるまで、実際にやったことの記録。

公開日:2026年05月 / カテゴリ:改善記録


気づいたら、毎日8時間以上「崩れた姿勢」で座っていた

テレワークになってから、自分がどんな姿勢で座っているかを真剣に考えたことがなかった。

背中が丸まっていることは薄々気づいていた。でもそれより優先することがあった。締め切り、会議、チャットの返信。座り方に使う意識は、ほとんどなかった。

あるとき、Zoomの画面に映った自分の姿で止まった。首が前に出て、背中が丸く、骨盤が後ろに倒れていた。「こんな姿勢で毎日仕事しているのか」と思った。

計算してみると、1日8〜10時間、週5日、月に約200時間。崩れた姿勢で椅子に座り続けていた計算になる。お腹が出てくるのは、ある意味当然かもしれなかった。

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変える前の自分の座り方

具体的にどんな状態だったかを書いておく。

  • 背もたれにもたれ、腰が椅子の前方にずれていた
  • 骨盤が後ろに倒れ、腰が丸まっていた
  • 画面に近づくほど首が前に出てくる
  • 足を組むことが多く、左右の骨盤の高さが違っていた
  • 長時間座っていると腰や背中が重くなる

この状態が続くと、骨盤が後傾した姿勢が「普通」になっていく。腹筋は緩んだまま固定され、お腹が前に出やすい体の使い方が習慣になる。

これは骨格や体重の問題ではなく、姿勢の習慣の問題だ。まず「座り方を変えること」から始めてみることにした。


1ヶ月で変えた4つのこと

いきなり全部変えようとすると続かない。少しずつ取り入れた。

① 坐骨で座ることを意識した

最初にやったのは、道具も費用も必要ないことだった。「坐骨(お尻の尖った骨)を意識して座る」だけだ。

試してみると、今まで自分がどれだけ骨盤を後ろに倒して座っていたかがわかった。坐骨を意識して骨盤を立てると、自然に背筋が伸び、腹部に軽く力が入る感覚がある。

ただ、これが10分と続かなかった。すぐに元の姿勢に戻ってしまう。骨盤後傾がそれだけ染みついていた。意識だけで変えるのには限界があると感じた。

② 姿勢クッションを使い始めた

坐骨座りをサポートするために、姿勢改善クッション(p!nto)を使ってみることにした。お尻の下に敷くことで、骨盤が自然に前傾(立った状態)を保ちやすくなるタイプのものだ。

最初の数日は、正直違和感があった。お腹まわりに力が入るのが新鮮すぎて、かえって疲れた。ただ、1週間ほど経つと「クッションなしで座ると何かが違う」と感じるようになってきた。

最初から長時間使うのではなく、「午前中だけ」「会議のときだけ」という使い方から始めた。それが続けやすかった。

③ 1時間に1回、立って体を動かすようにした

スマートフォンのタイマーを1時間ごとにセットして、アラームが鳴ったら立ち上がるようにした。やることは単純で、立ってストレッチするだけ。2〜3分でいい。

これが思った以上に意味があった。座り続けると股関節まわりが固まり、姿勢が崩れやすくなる。1時間に1回リセットするだけで、午後の姿勢の崩れ方が変わった気がした。

「1時間ごとに立つ」というルールは単純すぎるように見えるが、意思力ではなくアラームで動けるので続きやすかった。

④ スタンディングポジションを試した

リモートワーカーの間で昇降デスクの話を聞いていたが、コストをかけるのに躊躇していた。まずは自宅にあるものを重ねてスタンディングポジションを試してみることにした。

段ボール箱にノートパソコンを置いて30分、立ったまま作業してみた。最初は足が疲れたが、「座りっぱなしより集中しやすい」という感覚があった。何週間かして、本格的な昇降デスク(FlexiSpot E7)の導入を検討し始めた。足の疲労を調整しながら座り・立ちを繰り返せる点が、段ボールとは別物だと感じたからだ。


1週間目・2週間目・1ヶ月後の変化

正直に書く。

1週間目:坐骨座りが続かない。姿勢クッションでお腹まわりが疲れる。「これで何か変わるのか?」という半信半疑の状態だった。

2週間目:姿勢クッションに少し慣れてきた。1時間に1回立つことが習慣になってきた。腰の重さが以前より軽く感じる日が出てきた。

1ヶ月後:お腹まわりに「力が入りやすくなった感覚」が出てきた。見た目が大きく変わったわけではない。ただ、椅子に座っているとき、以前のようにお腹がだらんと落ちている感覚が減った。立ち上がるときも、以前より腹部が安定している気がする。

1ヶ月で起きたのは「感覚の変化」だった。見た目の変化は3〜6ヶ月以上のスパンで考えた方がいい、と自分は思っている。


続けるためにやったこと

「意識するだけ」では、忙しい日に崩れる。続けるためにいくつか工夫した。

  • アラームを使う:1時間ごとの立ちタイマーは必須。意思力に頼らない
  • 姿勢クッションを椅子に置きっぱなしにする:「使うかどうか決める」という判断をなくした
  • 完璧主義をやめた:1日崩れても翌日に戻せばいい。0か100かで考えない

1ヶ月続けられた理由のほとんどは、「難しいことをしなかった」からだと思っている。


今も続けていること

1ヶ月が過ぎた今も、以下を続けている。

① 坐骨座り+姿勢クッション(仕事中は基本的にずっと)
慣れてからは特に意識しなくても、クッションがあれば骨盤が自然に立ちやすくなった。

② 1時間ごとに立つルール(アラーム活用)
集中しているとつい忘れるので、アラームに頼っている。これは続ける気があるうちはやめない。

③ 昇降デスクで座り・立ちを切り替える(導入後)
午前中2時間は立って仕事をするようにしている。足の疲れも以前より気にならなくなってきた。

座り方を変えることは「特別な努力」ではない。でも、毎日200時間の姿勢の習慣を変えることには、やはり意味があると感じている。


まとめ

  • 毎日8〜10時間の「崩れた姿勢」が、お腹まわりの体の使い方を変えていた
  • 坐骨座り・姿勢クッション・1時間ごとに立つ、この3つを組み合わせた
  • 1ヶ月で起きたのは「見た目の変化」ではなく「感覚の変化」
  • 完璧にやろうとせず、道具とアラームに頼ることが続けるコツだった

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